臺虎精釀のブルワリー、臺虎実験室 (臺虎 Lab.)がオープンしてちょうど 2年、新しい大規模なブルワリーがオープンしました。ブルワリーの名前は「福徳酒廠 (福徳ブルワリー)」。「福徳(フーダ)」は良い漢字を選んで命名したのかと思っていましたが、ブルワリーを訪問してそこの地名が「福徳」であることを知りました。もちろん、地名が良い名前だから、ブルワリー名に採用したらしいです。
最初のブルワリーは臺虎實驗室( Taihu Lab.) と命名されていましてので、新しいブルワリーができて Taihu Lab. はその名の通り研究所(ラボ)としての役割になることは必然でした。
社長のPeterさんとヘッドブルワーの Winnieさんがお迎えしてくださいました。
ブルワリーを訪問して、その規模に圧倒されました。年間醸造量は 6,000 KL です。台湾のクラフトビール最大ですが、日本に持ってきても最大です。そして、将来は 20,000 KL を目指しているらしいです。
では、写真中心に福徳ブルワリーのツアーをしてみましょう。
※ 情報は今後随時追記していきます。
麥倉
麦芽の保管、管理エリアです。
二週間分の消費麦芽量に相当する、30パレット、約40トンの麦芽を保管するエリアです。
BREWHOUSE
醸造設備は、臺虎実験室 (臺虎 Lab.) と同じくドイツの高級設備メーカー Krones 社に特注したものです。Steinecker CombiCube の4タンク式が採用されています。マッシュ 、ロイター、 ケトル、 ワールプール がそれぞれ別タンクになっています。
1バッチで 5トンの麦汁が生産できます。24時間連続生産で 8バッチ可能です。
儲水區
右は水タンク。
控制室
制御室の2階です。
制御室は 2フロアで 1階にはサーバーや電力設備があり、2階は各設備のモニター、オペレーションを行うコンピュータールームになっています。
Winnie さんは、「ここで全ての操作ができるので私はブルワリーに入る必要が無い」と得意げに話していました。
發酵桶與酵母擴培區
漢字ばかりで読みにくいですが、「與」は「&」、「擴培」は「培養」と読んでください。
Winnie さんは小人ではありません。身長は 162cm です。
菌種培養區と書いてあります。
填充區
缶詰め機は 臺虎 Lab.から移設されてきました。
1分間 500ml が36缶、1時間 2,160缶生産可能です。 1日で2,160ケース(24缶)生産可能です。
この日は、翌日に発売開始される日本産の柚を使った Hop Lanterns -Yuzu (April ) Imperial IPA が生産されていました。
アジアNo.1のクラフトビールへ
3年前、この会社がアジア No.1 のクラフトビールになることを直感しましたが、実現は近づいている印象です。
ブルワリーではあまり見ない気がしますが、緊急時にシャワーと洗眼ができる設備がありました。安全面の配慮もされているのはさすがです。
写真は全て 2018年4月27日に撮影したものです。情報は随時追記していきます。再見。
臺虎精釀リンク
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臺虎精釀酒廠 Taihu Lab 臺虎實驗室 (臺虎ブルワリー)